【映画】ズートピア

公開日: 2016/05/13 ★★★★★ Disney アニメ ジョン・ラセター 映画

ズートピア

ズートピア

評価:★★★★★(5点)
<★5→オススメ!/★4→まあまあ/★3→普通/★2→微妙/★1→観なくてよし>

原題:Zootopia

監督:リッチ・ムーア , バイロン・ハワード

脚本:ジャレッド・ブッシュ , フィル・ジョンストン

原案:バイロン・ハワード , リッチ・ムーア

製作:クラーク・スペンサー

製作総指揮:ジョン・ラセター

出演者:ジニファー・グッドウィン , ジェイソン・ベイトマン , イドリス・エルバ

音楽:マイケル・ジアッチーノ

主題歌:英語版 シャキーラ「Try Everything」 , 日本語版 Dream Ami「トライ・エヴリシング」

編集:ファビアンヌ・ローリー

製作会社:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ , ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ

配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ

日本公開:2016/4/23

上映時間:108分

鑑賞日:2016/4/27


STORY

ハイテクな文明を誇るズートピアには、さまざまな動物が共存している。そんな平和な楽園で、ウサギの新米警官ジュディは夢を信じる一方、キツネの詐欺師ニックは夢を忘れてしまっていた。そんな彼らが、共にズートピアに隠された事件を追うことになり……。

感想

ものすごく、ものすごく、ものすごく良かった!!!

正直なところ、そこまでの期待はしていなかったけど…


アニメだから、子供向けだなんて甘く見てはいいけない。
★とか5個じゃ足りない。

どんなに善人でどんなに頑張って正しさを貫こうとしても、
無意識に区別、差別してしまっていることはある。

育った環境や経験で積み重ねられた偏見や思い込みは、簡単に払拭できるものじゃない。

もちろんキャラクター達はかわいい。
でもかわいいだけじゃない。

可愛い顔した優等生が、夢を叶える?
そんな当たり前の展開でもない。

思い通りにならないことや理不尽なことがいっぱいあって、
頑張っても結果が出なくて、それでもあきらめきれなくて、
自分は正しい!って信じてたのに間違ってることもある…

なんなのーーーーー!!めっちゃ経験ある(泣)

動物だけの世界のお話だけど、
現実の人間の世界の人種差別や偏見やいじめや政治、いろんな問題に言及してる。

ただ真面目に真面目なテーマを説教臭く描いてるんじゃなく、
笑えるシーンも沢山散りばめられていて、
ナマケモノのフラッシュのシーンとかかなり笑ったし、
裏社会のボス、ちっこいネズミのミスター・ビッグの登場シーンとかもくすくすしたし(ゴッド・ファーザーのオマージュらしい)、
警察署長の水牛?ボゴの台詞に『アナ雪』要素を見つけてアハ体験もできる。

ディズニーらしいのにディズニーらしくないみたいな、
凄いいい映画。

そして映像ももちろん素敵。
キャラクター達は毛の1本1本まで描かれ、
生き生きと本当にそこにいるような気がしてくる。

この映画にイチャモンつけられる人がいるとしたら、
心底ひねくれているんだなとしか思えない。

今、このタイミングでこの映画を公開したことにも敬意を。

名作です。

子供いないけど、できたら絶対見せようって思った。
そんな映画。

めちゃくちゃオススメ。

字幕版で観たけれど、吹替え版も思いのほか評判がいいので近いうちに観る予定。
吹替え版でしか見られない、日本独自キャラクターも見ておきたい。

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